MBAとは?
MBAとは「Master of Business Administration」の略語であり、日本語では「経営学修士」と呼ばれ、ビジネスに関わる専門性の高いテーマを実践的に学んだ大学院修了者に与えられる修士号を指します。
個人のキャリアが多様化する中で、よりいっそうの重要性をもち、経営学の高度な知識を備えたプロフェッショナルであることを証明する学位になっています。
企業内で活躍したい方や、転職によってキャリアチェンジを望む方、大学卒業後さらに高度な専門知識を学びたい方、あるいは国際的なビジネスの世界で活躍したい方など多くの方々にとって、ビジネススクールでのMBAの取得は、その夢の実現に近づくためのパスポートと言えるでしょう。
ビジネススクールは20世紀初頭に米国において、ロースクールでの法律家やメディカルスクールでの医師のように、高度な知識と高い倫理性を備えた経営のプロフェッショナルを養成することを目的として始まりました。
以来、MBAの学位は、企業経営のプロフェッショナルの称号となっています。現在では、米国のみならずヨーロッパやアジア各国にビジネススクールがあり、その国固有の経営環境や市場環境をふまえた世界標準の教育が行われています。日本でも日本語や英語で世界標準の経営学教育を受けることが可能な時代になりました。
近年、日本の国内ビジネススクールは、質・量ともに充実してきています。これまでのような年功序列社会が崩れ、マネジメント能力をもつ人材を社会が必要とする中で、各スクールが特色を打ち出しながら、意欲ある社会人が再度学び、能力を高め、成長する機会を提供しています。
ビジネススクールでMBAを取得したビジネスパーソンは年々増加しており、経営学に関する知識を備え、問題を分析し解決していける人材として、優れた人材を得ようとする企業が高く評価するようになっています。
ビジネススクールで学ぶ科目には、経営学(経営戦略論、経営組織論)、マーケティング、会計学(財務会計、管理会計)、ファイナンス、人的資源管理、技術経営などがあり、経営に関する幅広い知識を身につけることができます。併せてプレゼンテーションやディスカッションのスキル、ロジカルな思考法なども習得できます。
修了後はビジネスの共通語を知る人材として、国内外の企業やその他の組織において、高度専門人材としての活躍が期待されます。またビジネススクールの修了生のネットワークは、新たなビジネスのつながりを助けることでしょう。
ぜひあなたもMBAを取得して、企業の枠を超えて活躍できる経営のプロフェッショナルを目指してみてはいかがでしょうか。